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大我ルドルフの微笑「エリザベート」7/19ソワレ [ミュージカル]

半月ぶりの「エリザベート」。
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今期3回目。
7/19ソワレ、ファンクラブ購入S席2階E列下手側。
今期初のS席ですが、S席と言っても2階のS席最後列で、しかも下手側端っこの方。。。段差があっても前例に座高の高い方がいて舞台のほぼ中央は全く見えませんでした。
古川トートと大我ルドルフの「やみひろ」、古川トートが大我ルドルフに迫り大我ルドルフが後ずさりする場面、すっごく楽しみにしていましたが2人一緒に見えず、片方のみ。
列じゃなくてセンターやサブセンター、サイド、等で席ランク変えてほしいですね。2階の場合前方であってもサイドはS席レベルじゃないです。
前回の席位置、1階A席のほうがずっと観やすかったです。

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今朝初は京本大我ルドルフ、剣幸ゾフィー、加藤憲史郎少年ルドルフ。
大我ルドルフは、古川トートの息子に見えなくもない美しさ。
孤独な少年時代を過ごし成長したルドルフそのものでした。
死ぬ前のあの微笑、素晴らしかったです。ルドルフの死に嘆くエリザベートが「私たちは鏡うつし」という歌にリンクして、トートに「連れて行って」と言い微笑み死に行くエリザベートにその微笑が重なるのです。
花總エリザベートと大我ルドルフ、王道の母子ですね。
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公演半ばとなり、古川トートもトートが身体に馴染んで住みついてきているように感じました。
幕間のトイレ行列で、
「あのトートは帝王じゃないわよね、普通のひとよ」と大声で話しているおばさまたちがいましたが
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劇場を出てからならまだしも、たくさん周りに観劇客がいる幕間に、ヒソヒソ話にもせず大声でその日のキャストを貶めるような発言は、悲しいマナー違反です。
ダブルキャストトリプルキャストになっている役は、とかく比較されます。
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今期トートは今期で2度目のトートで歌唱力に定評ある井上芳雄さんです。
井上トートは次回観ますが観なくてもほぼ想像つくくらい安定した井上芳雄像というのが私にはあります。
そんな井上トートとダブルキャストになった古川雄大くんをどうして応援しようとしないのでしょう。
今回のソワレで感じましたが、トートは「黄泉の帝王」と呼ばれてはいるものの、いわゆる「帝王感」って必要なのかと。
トートは死の象徴であり、また、エリザベートの分身とも言えるのではないかと思います。
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我儘で自由奔放なエリザベートは常に甘美な死を感じながら生を彷徨っていた。
我が身を死へと誘うトートに、我が身を任せても良いと感じる無機質な美しさ冷酷さを感じていたのではないでしょうか。

王道のキャストには安定の満足感を得られますが、新しいキャストは、それまでの固定観念を打ち破るフレッシュな風を吹かせてくれます。
そして、それが「エリザベート」に限らず舞台には必要だと思います。

新しいキャストに愛を。
見守る愛をぜひ、観劇する方々にお願いしたいです。

今期新エリザベートの愛希れいかさんのこともいつか書きます、彼女も素晴らしい風を吹かせてくれています。



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