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新橋演舞場「石川五右衛門」 [歌舞伎]

エポスカード会員割引チケットにて「石川五右衛門」観劇。
チケットが割引料金の上に、お弁当付きでした。
石川五右衛門というと天下の大泥棒。
さぞかし暴れまわるのかと思いきや、ストーリーは五右衛門とお茶々のラブロマンスに豊臣秀吉、はてはヌルハチがからむ、という、奇想天外な展開に。

うーん、なんだかストーリーが奇想天外なだけでなく登場人物の絡みも淡々としていて、話についていけませんでした。
なぜ海を渡っていく必要があったのか、日本国内でよかったのでは。
船を沈められて海に沈んだ五右衛門が、釣り針にかかって助けられたり、皆が切られるなか五右衛門だけ助かったり、、、(気を失っていたのに)

歌舞伎のストーリーは突っ込み処満載ではあるのですが、石川五右衛門というタイトルから活躍を期待した観客は多かったのではないでしょうか。
いざというときに気を失って役に立たなかったり溺れたり、最後は矢に助けられたり、と、五右衛門活躍なし、情けないほどなヘタレぶり(^^;

でも、最後には「絶景かな、絶景かなー」と、そこだけ五右衛門らしさが。

海老蔵さんだからまだ我慢できるのかな、海老蔵さんだからこそのてぬき(失礼)なのかな、と正直思いました。

うーん、重みも情緒もない。

春には源氏物語を観に行く予定ですが、市川海老蔵さんの歌舞伎、ちょっと距離を置こうかなと思ってきました。


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