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市川海老蔵特別公演「源氏物語」 [歌舞伎]

渋谷オーチャードホールにて、
歌舞伎、能、オペラの融合「源氏物語」観劇してまいりました。

昨年4月京都南座でのこの公演を知り、東京での公演が決まれば必ず行こうと決めていたのです。
オペラ歌手アンソニー氏の歌がどのような融合になるのか聴きたいというのが一番の理由でした。
が、よく調べていなかった自分が悪いのですが、今回の歌唱はアンソニー氏ではなく、日本のオペラ歌手でした。
当日パンフをみて初めてそれを知りました(^^;

第一幕は紫式部の登場から始まる。
帝と桐壺の更衣の話、光る君の話、、と語る。
この語りから少しづつ登場人物がやりとりを始めるのだが。
だが、、、!
あっさりしていて、感情移入できない。
歌の挿入のタイミングもいまいちなタイミング。
融合かなぁと感じたところで幕間!
下調べして知っていたけど、公演時間が短い。
場内がざわつきました。
だよねー。浅いよ、浅すぎ。
なんと二幕は更に短い。
夕顔が六条御息所の生き霊に殺されるところで能の舞いがあり、これは素晴らしかった。
やっと融合を少し感じたところで、終了。
うーん、なんでこんなに短くしたのか。
手抜きか傲りか勘違いか思い込みか。

たいへん残念な気持ちです。
美しかったけど、それだけ。
練ったのか?
こんな中途半端な内容でいいのか、海老蔵さん。
新しいことに挑戦することは素晴らしいと思いますが挑戦とは応用。
応用とは基本をしっかりおさえなくてはなりません。
うわっつらの派手さではなく中味の地味な充実を。


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