東宝「エリザベート」2015キャスト発表

ついにでました、東宝「エリザベート」キャスト。
装いも新たに、との予告通り、かなりの刷新がありました。
若返り作戦とでもいいましょうか。。。
いや若返りっぽいけどエリザベートに花總さんがいるし(^^;(ごめん)
今回発表されたエリザベート、トート、ルキーニ、フランツのダブルキャスト、私としては「やったー」＆「ん？」混合です。

まずはトート！
モーツァルトを卒業する井上芳雄さんと城田優さん。
城田優さんは以前一回トートの経験があります。
忘れもしない、山口祐一郎さん、石丸幹二さんのベテランに混じったトリプルキャストでした。
ベテラン二人にはかなわない。と思いきや、
妖しい黄泉の国のトートが合っていて、かなりの反響があり、城田優トートのリピーターが回を経るごとに増えていき、チケットが買えなくなったりしたと記憶しています。
私も「もう一度観たい」と思った時はチケット完売でした。

なので今回、喜んでいる方は多いのではないでしょうか。
山口祐一郎さんがいなくなってしまった衝撃も大きいとは思いますが。
この代わりなのかどうなのか、夏にシアタークリエにて「貴婦人の訪問」を山口祐一郎さん主演で決定(ヒロインは涼風真世さん)、同時告知してました。
「山口さんはどうしたのよ！」という苦情を防ぐための策だったのでしょう。
でも私は騙されないぞ！
山口祐一郎さんのトートがもう観られないのは残念です。
ルキーニをダブルキャストにして山崎育三郎さんにするというのはかなり期待できるけど、尾上松也さんとはなんぞや？
ルキーニは早口でまくしたてたり機転の効いた小粋なアドリブも求められます、松也くんにできるのでしょうか。
最近、やたら彼をプッシュしてるような気がしてならないのですが、芸としては申し訳ないけどミュージカルだけでなく本芸の歌舞伎もまだまだだと思います。
シアタークリエのロミオ＆ジュリエットくらいなら許せるけど帝劇、しかも「エリザベート」でいきなりルキーニはゆるせなーい！
いきなりといえばフランツで田代万理生さんとのダブルキャストの佐藤隆紀さん、歌は上手いとの評判らしいですがミュージカルは「歌が上手くて当たり前」です。
表現力、舞台映え、演技力等どうなんでしょう。


「貴婦人の訪問」は対照的に山口祐一郎さん、涼風真世さん、今井清隆さん、今拓哉さん、等、ベテランがずらり。

うーん、東宝の戦略がわかりすぎてかなしい。

ミュージカルはチケットが高いです。
S席は13000円。
キャストを若返りさせても、若い世代は何回も観たくともリピートはなかなか金銭的には難しいと思います。
リピーターはアラサー以降～マダム世代です。
その世代のニーズにこたえてないと集客できないと思いますけどねぇ、いくら名作でも。

今回は辛口になりました！
ミュージカルを愛すればこそです。

こんなことになるなら、モーツァルトのチケットをもっと買っておけばよかったかな。

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