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ネタバレ:マン・オブ・スチール [映画]

この映画で、良かったと思った点はなんといっても主人公の生みの親と育ての親の配役と、彼へのかかわり方です。
実の父は、レミゼラブルでジャベール警部を演じたラッセルクロウ。
死してもなお意識?として残り、息子を守りました。育てることはできなかったし、彼が息子に託した想いは重すぎ苛酷なものだったけれど、成長した息子に、最後はなにをすべきかchoiceさせたのでした。
育ての親は、ケビン・コスナーとダイアンレイン。
この二人が、とても素敵だった。
生みの親より育ての親、というけれど、まさにそうです。クラーク(スーパーマン)はすばらしいかたに拾って育ててもらえました。彼を理解し見守ることができない方に拾われていたら、彼は怪物扱いされ、苦しみ続けたことでしょう。
父のケビン・コスナー、渋くて、素敵です。クラークがその力を見せてしまって周りから奇異な目でみられることを案じ、人前で能力を発揮してはいけない、と言います。人を助けることになったとしても。深い、親心なんですよね。実の父は、彼の能力の素晴らしさをまわりが尊敬してくれるはずだと思い、育ての父は、彼の能力は、一般人には理解されないだろうと思う。実際に、彼が幼い頃に苛められたりした場面をみてきているからです。
そして、自分が死に直面したとき、大勢の人前で自分を彼が助けることを拒否するのです。その、あたたかいまなざしで、無言で、首を横にふり、手でクラークを制するシーンは涙がでました。
格闘シーンは迫力を出すためか町が殆ど壊されてしまい、どれだけの被害があったのかと考えると嫌になってしまいますが、親心をテーマとして見ると、及第点は越える作品となりそうです。
お母さんのダイアンレインも素敵でした!笑うと見える皺も美しかった。
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