「マディソン郡の橋」e+貸切3/4マチネ [ミュージカル]
シアタークリエにて
「マディソン郡の橋」観劇。
今日は本公演3日目、e+貸切公演でした。
久しぶりのシアタークリエ 。
前方席でした。
プレビュー公演を観たあと、原作と少し違う箇所に違和感を覚えたのですが、今日は、ミュージカル版はミュージカル版なのだから、これはこれでいいのではないかと思えました。
以下ネタバレ含みます、構わない方はお読みください。
◯フランチェスカが溌剌としていて若すぎる
田舎暮らしの日々に埋もれ、やや野暮ったいフランチェスカは、ロバートを意識することで女子力を上げてドレスを着て彼と踊ります。
この、変わっていくさまを描くためにも、フランチェスカには野暮ったい感じで登場してほしかったです。
また、オープニングのフランチェスカは結婚前の若い頃で、ラストのフランチェスカは初老です。
なのに、殆ど見た目が変わってないのです(・・;)
特にラストは、夫が亡くなり子供たちは巣立っていて、亡くなったロバートからの手紙を読む、という、時の流れをしみじみ感じさせるラストです。
フランチェスカがおばあさんらしいおばあさんでないと、おかしいです。
◯ローズマンブリッジの外観が出てこない
赤い屋根付きの橋!
これ、すごくこの話に大事なものですよね。なぜ外観見せないんでしょう、、、
◯フランチェスカの夫がフランチェスカにベタベタすぎる
また、原作にはあった、フランチェスカがロバートと別れざるを得ない状況になったあと、車のなかでぼろぼろ泣くとか、死後にローズマンブリッジに灰をまいてくれと手紙に残す等、ロバートへの愛を表現する場面がないので、ロバートはフランチェスカをずっと愛し続けてきてくれていたけどフランチェスカにはほんの火遊びだったのか?みたいな感じになっていて、、、だからロバートからの手紙を読み上げられても感動できません。
ロバートとフランチェスカの2人の愛と、フランチェスカの家族の親子の葛藤が中途半端に絡まって、どちらも感動までいかない物足りなさを感じるのでした。
せっかく素晴らしいキャストに恵まれているのに、、、、残念です。
再演になったら、演出をもう少ししっかり考え直してほしいです。
音楽は素晴らしいです(^^)
2018-03-04 21:35
nice!(17)