「貴婦人の訪問」11/22ソワレ [ミュージカル]
いってまいりました。
シアタークリエ
「貴婦人の訪問」
今年度版マイ初日になります。
昨年度版と少し変わり、わかりやすくなったところ、ちょっといじりすぎでは？と感じたところ等ありましたが、内容が内容なだけに、やはり今年度のほうがストーリーがのみこめてきたというか（笑）昨年度のときみたいな腑に落ちない感はありませんでした。
昨年度は、
アルフレッドってなんなの？
と、理解できなかったのですが
今年度は、
アルフレッドはそういう奴なんだ！と思うしかないと悟りました（笑）
ちょっとネタバレ入ります。
アルフレッドが、恋人のクレアを愛していたのは事実かもしれませんが、自分本位な愛なんですね。本当の意味で、愛ではない。それが最後までわからなかったんでしょうね、可哀想なひとといえば可哀想。
ただ、そういうヤツに魅かれる女性はいるわけでσ(^_^;)
ギュレンの街のみんなは、お金がらみで変わってしまいます。
欲には勝てない。
愛よりも欲。
まさしく、それは若い頃のアルフレッドです。
愛よりも欲。
なんて哀しく、醜いのか。
そのさまを見ながらもアルフレッドは懺悔ができない。
死んでもなお、根本的には変わらなかったのでしょう。
変わらなかったのはクレアのアルフレッドへの愛の深さ。
でもクレアは愛より憎しみが勝り、悔いるも時すでに遅く、愛するアルフレッドは死んでしまう。
亡骸になったアルフレッドは永遠に自分のものにはなりましたが、クレアは果たして満たされたのでしょうか。
つらい結末なのでモヤモヤした気持ちでカーテンコールを迎えますが、なんとカーテンコールで山口アルフレッドと涼風クレアは腕を組んで仲良く現れます。
ここでほっとします（笑）
豪華キャストで歌も素晴らしいのですが、ストーリーとしてはもう少し深みがあると良いかな。
あと、マチルデの歌は長い、眠くなる(すみません
記者がインタビューにくるシーンがちょっとくだらない(すみません
クレアを歓迎するときの演奏と合唱の下手さ加減が今年度更にオーバーになり、やり過ぎかと(すみません
でも、良かったですよー(o^^o)
銀座はクリスマスイルミネーションが綺麗でした。
愛は何にでも勝つ、と思いたいですね。
