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NODA・MAP「エッグ」 [舞台]

東京芸術劇場プレイハウスにて、NODA・MAP「エッグ」観劇。

エッグというスポーツをする話、という大雑把な予備知識だけで、仲村トオルさん目当てに観に行った私は、全く予期せぬ方向へと展開していく内容に、ちょっとついていけませんでした。
仲村トオルさんはかっこよかったですが(笑)

エッグというスポーツでオリンピックを目指す、という出だしは明るく笑いあり、だったのですが、競技をしているところが見られず何故か控え室ばかり、、、という伏線から徐々に明らかになってくる「エッグ」の意味。
そして、まさかの重い展開になります。

正直言って、こういうテーマだとわかっていたら観に行きませんでした。
そういう内容だとは全く感じられないポスター(明るい妻夫木聡くんの絵)もいかがなものか。

深津絵里さん、可愛いキャラだったけど、後半はそのキャラが浮いたように思うし、後半の展開に向けて、あそこまではじけさせる必要性があったのか?と。

妻夫木くんと深津絵里ちゃんの感情が伝わらない、だから、テーマも上滑りする。

今回のNODA・MAPには個人的にがっかりしました。

また、前半のオリンピックにからめて、登場人物の名前が、妻夫木聡くんはアベベ選手から、仲村トオルさんは円谷幸吉さんから、もじって引用していましたが、調べましたら円谷幸吉さんはたいへん辛い自殺をしています。
その円谷幸吉さんの名前を使った仲村トオルさんに劇中で自殺をさせるというのは、なんだか不謹慎に感じるんですよね。
ちゃかしたりするようなことではないですから。
しかもオリンピックがテーマではなかったですし。

というわけで、今年は野田秀樹さんにも少し距離を置こうと感じた私でした。
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